地域の未来を、自分たちの力で切り拓きたい。
そんな行政職員を募集します。
昨年、「地方消滅」という言葉が大きなインパクトを与えました。
大都市への流出と少子化による人口減少、超高齢化、地域産業の衰退…
日本の地方圏を取り巻く環境は厳しさを増しています。
そんな地域を救えるのは、地域で暮らす住民一人ひとりと行政職員です。
地域の課題をリアルな自分ごととして感じている皆さんだからこそ
捉えられる「問題の本質」がある。
提案できる「実質的な創生プラン」がある。
地域を救えるのは、地域住民の力なのだ。
私たちは、いまそう信じています。
地域みらい大学と慶應義塾大学SDMの
地域産業育成、地域活性化に関するノウハウを活用し、
同じような志を持つ他の地域の行政職員とともに、
地域の未来を切り拓きましょう。
■ 目的
地域を代表して参加する行政職員が他自治体の仲間と切磋琢磨し、自分たちの地域の10年後を担う地方創生プランをつくる。
■ 日時
5/29, 6/12, 7/3, 8/7(いずれも金曜日)
*6/12のみ、慶応義塾大学の公開講座として一般の方の参加も無料で受け付けます。募集開始は5月上旬頃を予定。
→ 会場の都合により、公開講座の開催は中止となりました。
■ 場所
Clipニホンバシ
(
東京都中央区日本橋室町3丁目3–3 CMビル 6F )
*6/12のみ 慶應義塾大学 にて開催します。
DAY1 地域の課題を構造化する
5/29 13:00 - 17:00 【講 義】ソーシャルデザインと地方創生プラン 筧裕介(issue+design代表)
【講 義】デザイン&システム思考と地域課題 前野隆司(慶應義塾大学大学院教授)
【ワークショップ】システム思考マップを活用し課題を構造化する
【課 題】各地域に戻り、システム思考マップをブラッシュアップする
DAY2 課題解決の方法論を学ぶ
6/12 10:30 - 17:00 【講 義】世界で選ばれる観光地づくり 山田桂一郎(JTIC.SWISS代表)
【講 義】福祉とコミュニティデザイン 山崎亮(studio-L代表/東北芸工大教授)
【講 義】食と地域ブランド 西原行徳(グラムコ株式会社取締役)
*各60分の講義後に講師を交えた各分野別ワークショップを実施
DAY3 地域の未来像を描く
7/3 10:30 - 21:00 【講 義】地域の未来像と幸福4因子 前野隆司(慶應義塾大学大学院教授)
【ワークショップ1】幸福4因子×地域課題で未来を発想する
【ワークショップ2】先進的社会事象×地域課題で未来を発想する
【ワークショップ3】2030年の地域の未来をシナリオ化する
DAY4 地方創生プランを発表する
8/7 10:30 - 17:00 各地域が練り上げた地方創生プランを発表し、有識者および他自治体参加者よりフィードバックをもらい、ブラッシュアップします。
■ 対象と定員
自治体職員 10 組 20-30 名
*各自治体2−3名、個人での申し込みは不可とします。
*基礎自治体職員を最低1名含む2人組、3人組でご参加ください。
*最少実施自治体数は 5 組10名とします。
■ 費用
1自治体2−3名 ¥324,000-(税込)
*各回の宿泊・交通費は各自ご負担ください。
*ご参加いただけない回がありましても返金いたしかねます。
■ 応募方法
下記フォームよりご応募ください。
*5/11募集〆切。応募多数の場合、先着順で決定いたします。
→応募受付を終了しました。
*手続き詳細は応募フォームをご確認ください。
*関係資料は
こちら。
*6/12の公開講座の募集は、5月上旬頃に開始予定です。
→ 会場の都合により、公開講座の開催は中止となりました。
■ 講師
前野隆司(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長/教授)
東京工業大学修士課程修了。キヤノン株式会社、ハーバード大学客員教授他を経て現職。博士(工学)。ロボティクス、ヒューマンマシンインタフェースから、イノベーション教育、地域活性化まで、人間に関わる社会・技術デザインの研究に従事。「幸福学」研究の第一人者。著書に「幸福のメカニズム(講談社現代新書、2013 年)」他。
筧 裕介(issue+design / hakuhodo i+d 代表)
一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。2008 年 issue+design 設立。以降、社会課題解決、地域活性化のためのデザイン領域のプロジェクトに取り組む。著書に『ソーシャルデザイン実践ガイド』『地域を変えるデザイン』など。人との出会いを楽しむガイドブック「Community Travel Guide」、震災ボランティア支援の「できますゼッケン」、育児支援の「親子健康手帳」などでグッドデザイン賞、日本計画行政学会・学会奨励賞、竹尾デザイン賞、Biennale Internationale DesignSaint-Etienne 2013(フランス)他国内外の受賞多数。
山崎 亮(studio-L 代表、東北芸術工科大学教授・コミュニティデザイン学科長)
大阪府立大学大学院修了。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。2005 年に studio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。著書に『コミュニティデザイン(学芸出版社)』『コミュニティデザインの時代(中公新書)』他。
山田桂一郎(JTIC.SWISS代表)
1987 年からスイス・ツェルマットをはじめ、スイス国内の地方政府観光局でマーケティングに携わる。92 年に JTIC. SWISS(日本語インフォメーションセンター)を設立。海外での経験から「世界のトップレベルの観光ノウハウを各地に広める観光カリスマ」として日本政府から選定される。和歌山大学産学連携研究支援センター客員教授、北海道大学観光学高等教育センター客員准教授、総務省地域力創造アドバイザー、内閣府地域活性化伝道師、環境省環境カウンセラー等。
西原行徳(グラムコ株式会社 取締役)
地域、企業、組織のブランド理念構築から、 ネーミング開発、ロゴマーク、各種デザイン作業のディレクションに至るまでのプロジェクトマネージメントを数多く担当。大手メーカーのグループブランディングをはじめ、人材、地銀、IT企業のメジャーブランドの強化・浸透、さらには老舗和菓子屋や科学館のブランド構築まで、幅広いフィールドにてブランディングに取り組む。「地域ブランド」の専門家として、富山県氷見市および北海道日高町にて開催された地域みらい大学にて、地域ブランドづくりに従事。
■ ファシリテーター
西上ありさ(studio-L)
2003年大阪芸術大学芸術学部環境計画学科卒業。2005年よりstudio-L参画。2009年から2011年にかけて海士町教育委員会のまちづくりコーディネーターとして集落診断・集落支援に携わる。主な仕事に、住民参加による総合計画の策定、地域の特産品開発、集落診断・集落支援、地域包括ケアなど。
主催:
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科*1 /
地域みらい大学*2
共催:
issue+design /
株式会社博報堂
協力:
株式会社studio-L /
グラムコ株式会社
*1 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属 SDM 研究所ソーシャルデザインセンター(SDC)
地域課題解決・地域活性化などの学術研究と実践を実施中。また、小布施町に分室(略称:小布施町・慶應 SDM ソーシャルデザインセンター)を設けて実践的研究を実施。具体的には、地域活性化のための手法の体系化研究や事例研究、未来教育会議や issue+design との連携を実施。
*2 地域みらい大学
株式会社博報堂、 issue+design、グラムコ株式会社、NPO 法人ミラツク他との共同で、ソーシャルデザインの手法を使って地域の課題解決人材を育成し、プロジェクトを実践するデザインスクール。2014 年度は氷見市(富山)、佐川町(高知)、神戸市(兵庫)、日高町(北海道)、銚子市(千葉)にて開催。