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第五回 最終発表会 | 地域みらい大学

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vol.8

最終回 アイデアを形に。

2015.10.01

平成26年度(2014)事業として取り組んできた、地域みらい大学@富山県氷見市。

取り組みを通じて出てきた様々なアイデアは、翌平成27年度(2015)、氷見市全体を舞台とした夏のイベント「トトタベローネ」となって形になりました。

『魚食文化をリードするまち』氷見

という素敵なブランドコンセプトをセンターに、大切な地財である「寒ブリ」と、世界最大級のデザイン見本市「ミラノサローネ」に着想を得て、市民が、市外からの氷見を訪れる観光客が、海の恵み、氷見の地財に触れ合う立体的なイベント。

それが「トトタベローネ」です。

「トトタベローネ」の旗印のもと、市民のアイデアを集結させ、市内の様々な施設が連携して世界観を創り上げたイベントは、

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役割や立場を越え、世代を超えて、たくさんの笑顔と地域愛が育まれました。

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「タベローネ 海水のフルコース」

と称したアトラクションでは、海水の旨みに触れ、海がもたらす恵みを美味しく味わうべく、1日限りのスペシャルディナーをみんなで体感。

東京代々木にある予約の取れないレストランで人気のポルトガル料理店「クリスチアノ」の佐藤シェフを招いての海水のフルコースは、地域の食材を活用して作られ、存分に海の恵みを体感できる、大満足なコースとなりました。

 


(タベローネ2015の様子。みんなの笑顔が素晴らしい!)


「地域みらい大学@富山県氷見市」を通じて出てきた様々なアイデアは、一部形を変え、一部そのままの形で、本イベントでもたくさんのイベント参加者の皆さんの前で表現されました。

 

「なかなかアイデアが出ない」

「アイデアは出るんだけど形にするまで行かない」

 

こんなご相談を全国各地域から、たくさんたくさんいただきます。富山県氷見市の場合も最初はそうでした。

ワークショップを重ね、議論を重ね、アイデアをジャンプさせ、楽しみながら形にしていく。

そんなプロセスとアウトプットを、ご一緒できた素敵な事例をご紹介して、本取り組みのレポート、最終回とさせていただきます。

複数年に渡って携わってくださった、地域を想うたくさんの熱い方々に、心からの感謝を込めて。

 

ISSUE+DESIGN
vol.7

第五回 最終発表会

2014.12.18

東京から新幹線で向かう私たちスタッフは、大雪の中、なんとか無事氷見にたどり着きました。(第二回も大嵐だったことから、恐らくメンバーの誰かに嵐女もしくは嵐男がいる可能性が…もしや私?)

雪に埋もれた氷見のまちは、夏とはまた違った雰囲気で、とっても寒いけれどうっとりしてしまうような綺麗さでした。

さて、最終回会場は氷見市役所。当日の午前中は別室で事前相談会が行われ、直前まで発表者の方々は案を練りに練っていました。

午後1時。観光・マーケティング・おもてなしブランド課の東海課長より開会挨拶をいただき、スタートです。

「マーケティング人材の育成と氷見ブランドの構築です。7月3日に第一回を開催してから、本日の第五回、最終回を開催することができ、嬉しく思います。皆さんリラックスされて、自然体でよろしくお願いいたします。」

これまで全四回通して、氷見のブランドについて考えてきましたが、クリエイティビティに富んだ突飛なアイデアから、実利につながりそうなアイデアまで、たくさん登場しました。発表に移る前に、ブランド5つの定義を、もう一度確認しました。

これまでの全四回で皆さんから出てきた意見を、整理・集約し、言葉・色・風景・人にイメージを落とし込んだ氷見ブランドのコンセプト案を、本川市長から発表していただきました。

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「外の人たちとの融合が、今回の地域みらい大学で進んできたんじゃないかと思います。『我々が、魚食文化をリードするんだ』という気概を持っていきましょう。今日はいよいよ、“大学“の卒業式ですから、皆さんしっかりと卒業制作を発表してくださいね。」


一人ずつ発表!
前半の講義を終え、いよいよ満を持して、発表会開始です。以下は1番から順に、皆さんのアイデアを紹介します。

1.今日はココで晩餐会
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何を:地元を巻き込みながら地域特有の料理や伝統芸能をセットで提供
誰が:地域住民
誰に:観光客
どこで:季節に応じた会場で(棚田、船上、丘、公民館、民家、自宅など)
ポイント:目指すは日常の晩餐会。氷見はどこもが「魚食を楽しめるとっておきの会場」。

i+dコメント:
「魚食文化をリードする」というコンセプトに対して、自分の言葉で再定義をし、かつそれをアイデアに落とし込んでいるところが評価できる。現在ある観光資源を活かしたアプローチはもとより、究極的には「我が家」も晩餐会の場所になりうるという座組みは、外部の方を受け入れんとする氷見市民の温かさを想起させた。ダ・ヴィンチの最後の晩餐の絵にうなぎが描かれたいたことから着想したアイデアも評価したい。


2.SHIMADAI
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何を:シマダイが人間を襲う地域映画をつくる
誰が:氷見のみなさん
誰に:氷見や氷見の魚文化を知らない人
ポイント:クラウドファウンディングで制作費を募る。ホラー映画だけでなく、地域のことを知れるストーリーにする(漁村が舞台など)。

i+dコメント:
可愛らしくて美味しいシマダイを、真逆のホラーテイストにすることで存在感を引き立たせた点がユニークだった。氷見の人にはなじみのある魚であるが、氷見以外の方々には氷見の産物とは知られていない点を深堀りし、ブリとの対比などをするとより良い示唆を得られると感じた。別の視点でいえば、地域の色々な場所を登場させる演出など、物語の内容さておき要所を押さえてPRした点を評価したい。また、今回の発表の中で唯一の動画作品だったことは、未来に大きな可能性の示唆を得たように思う。


3.魚人間コンテスト
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何を:魚を愛し、氷見を愛し、氷見の魚を愛する人を魚人間と定義して認定する
どこで:ととざ辺り
ポイント:氷見ブランドを共に支える主体をつくる。メインイベントは魚のクイズ、目利き、さばきかたコンテスト、魚仮装コンテスト。

i+dコメント:
「魚食文化をリードする」を自分ごと化し、「氷見のために知識やスキルを兼ね備えた人を評したい」という視点と、仮装などを盛り込むことによって「ユニークさや遊び心」の大事さを説いた点を評価したい。また
、生物多様性といったアカデミックなものをブレンドすることで「氷見が求める魚人間は、こういう人」という内容が強く反映され、ユニークさに振れ過ぎない芯の強さのようなものを感じ取ることが出来た。プレゼンテーション技術でいえば、冒頭で聴衆の興味関心を引くユニークな一枚から入るあたり、ご経験の豊かさを感じた。


4.満月レストラン
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何を:月に一度の満月の夜、月明かりのその下で、その日に美味しい氷見の魚を食べるツアー
誰に:ロマンチックな人(家族でも、恋人でも)
いつ:月に一回、満月の夜
どこで:天空平や浜辺など季節に合わせた場所
ポイント:食・自然・人と交流することができる
     満月の日は平日•休日どちらもあるので、様々な人が参加、交流できる

i+dコメント:
四半期に一度といわれるブルームーンそのものが特別な日である、ということから、その日は氷見も特別な日になるという着想には、ファンタジーを感じ、とても穏やかなイメージを想起させた。このアイデアに、四季が楽しめる演出や、その時々に応じた料理などが具体的に考えられていると、さらに魅力が増す企画になる。ブルームーンとは全く反対の新月の日は、地の利を活かし、星空を楽しむ日とするという視点も逆転の発想力があり興味深い。「市内在住ではない女子学生の視点」と冒頭に明言したことも立ち位置を明確にし、清々しさを感じた。


5.氷見での食育
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何を:間伐材からつくった箸を贈る
誰に:3歳の子とその親
いつ:3歳になるとき
ポイント:恵まれた森があるから美味しい魚が獲れることを伝えたい

i+dコメント:
牡蠣の養殖のために森をきれいにした某活動からインスパイアされた企画とのことで、海と山は対、ということをしっかりイメージして、発信しているところに熱意を感じた。小さな子供のころから、海と山の関係に触れさせることで、食の安全について体感させる大事さや、海だけではない氷見、という視点を思い起こさせるアイデアだった。箸を制作しノベルティ化、というのも循環型社会を体現するには面白いアイデアかもしれない。様々なファクトがバックグラウンドにあると、もっと現実味を帯びるのではないかと感じた。


6.ロードオブブリンス
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何を:橋をかける、海の上を散歩する
いつ:朝の漁が終わった後
どこで:氷見の浜から唐島まで
ポイント:とても近くで定置網が見学できる、リゾート地のようにリラックスできる

i+dコメント:
「海の上を散歩してみたい」という、だれもが想像したことのある欲望を、とても現実的に企画しているのがおもしろく、何より発表者本人が実に楽しそうに未来を語る姿が印象的だった。「魚食文化をリードする」コンセプトと、「夢の橋構想」が、文字通りどうブリッジさせるかを深掘りすると新しいアクティビティとしての現実味を帯びてくるのではないかという感想をもった。発表とは直接関係ないが、前田氏の物腰が柔らかく、明るくしなやかなキャラクターは、未来の魚食系男子を想起させるものだった。


7.魚食文化体験ツアー
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何を:獲るところから食べるところまで、氷見の魚を体験できる日帰りツアー
   板長さんと同じ料理を作って食べ比べ
   ひみぼうずくんのかまぼこをつくるコンテストを開催
誰が:(講師)氷見の42の民宿の板長さんが回変わりで
誰に:氷見近郊に住む小さい子を持つお父さん
いつ:休日
ポイント:3つのコースから選べる、日帰りで手軽にできる、父親の株を上げることができる

i+dコメント:
「父親の株をあげたい」「子どもにすごい!と思われたい」世の中のお父さまのインサイトをとらえた点を評価したい。こどもが楽しい、にフォーカスしがちだが、こどもにかっこいい背中を見せたいという一点にフォーカスして全体を設計しているのが非常に印象深かった。のべつ幕なしにアイデアやターゲットを広げることも一つの手法だが、こうしたペルソナを具体的に想像し、自分もこの企画でしあわせになる、という視点は、人の興味関心を引くのに大事な要素であることを、改めて考えさせられた。


8.いいね!本場氷見でミニセリ体験
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何を: 見学だけでない、セリ体験中心のツアー
    用語やルールを学び、コスプレもする
誰が: セリ人さん
誰に: 観光客
いつ:朝
どこで: 氷見漁港
ポイント: セリ人さんとミニコント風の楽しいやりとりができる、コスチュームもつなぎに帽子、旅館や民宿に生中継する、自分で競り落とした魚を料理してくれてたべることができる、オプションでヘリから見学も可能

i+dコメント:
実際にセリの現場を知らない観光客視点で見れば、まずエネルギッシュなセリの雰囲気に感嘆し、そのあと「あのセリはどのような仕組で成り立っているのか」という探究心が生まれるのが常である。そうした一般の方々にとっては非日常であるセリを、気軽に体感できるプランとして設計した点は評価に値する。普段あまりコミュニケーションがはかれないセリ人さんと、楽しく交流できる仕組みは魅力的にうつる。他の漁師町とは違う、氷見だけのセリ体験を設計できると他にできると差別化がはかられ、際立ってくるのではないか。


9.氷見の海色クレヨン
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何を: 氷見の海の色をしたクレヨンを
いつ:ネット通販、編入手続きや婚姻届を出しにきた夫婦にあげる(ウェルカムギフト)、イベント時(小学生の写生大会)
どこで: どこでも、ネット
ポイント:氷見の海色調査隊が色を収集しにいく、自分が追加したい色を申請できる。潮の香りをつけたり、砂を入れたりして五感で楽しめる

i+dコメント:
「魚食文化をリードする」を自分ごととして捉え、「自分の好きな海をもっと身近に、特別に感じて欲しい」という想いが伝わってくる秀逸なアイデア。なぜクレヨンがいいのか?どんな形が良いのか?といった細部まで考えつくされていた点、さらにはそれをプロトタイピングし、実際に作ってきてしまう行動力を高く評価したい。とかくブランディングはPRに触れがちだが、誇りの源泉、地域愛といったポイントをぶらさず設計した点は感動も覚えたほど。実現可能性の高さにも注目したい。


10. お魚美人にクラスチェンジツアー
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何を: 魚も食べられて、温泉できれいになれて、魚料理も覚える、女子力アップするツアー
誰に: 20代前半、東京出身、女性
いつ:年間12回
どこで:創作工房ひみ 
ポイント:地元のおばちゃんが教えてくれる

i+dコメント:
「肉料理でマンネリ化…」「今さら人には聞けないけど、旅先のおばちゃんになら聞けるかも」という、若い女性が感じているインサイトをよくとらえている。プレゼンテーションの件に触れれば、一人の主人公を立ててストーリー展開しているところ(ユーザー視点)や、具体的な施設や団体などを盛り込み、わかりやすく伝えようとした点を評価したい。誰に共感されたいか、といったターゲティングも自分ごと化して考えられており、話し手、語り手としてのキャラクターセットの重要さを理解しているように感じた。


11.春中ハンド『勝てる魚朝食』発信プロジェクト
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何を: 魚食×スポーツ栄養学で民宿の差別化を図り、思い出に残る、名物となる朝食をつくる
誰に: ハンド部の中学生
いつ:春中開催時、宿泊
どこで: 民宿
ポイント:「あそこの民宿泊まったチームが3年連続優勝してる!」という勝飯、ハンドボールを通して魚食文化の新しい切り口を提案する

i+dコメント:
氷見ならではのスポーツ行事である春中ハンドと、魚食文化をリードするというコンセプトを、高いレベルで融合させた秀逸な設計。またスポーツは、大会そのものだけでなく、未来に向かって「生涯スポーツ化する」という未来志向、次世代にバトンを繋ぐ絆的要素も盛り込まれており、高く評価に値する。話の中心である大会に参加する全国の中学生に食育を施しつつ、氷見で振舞われる朝食を「勝飯」としてブランディングする点など、現在市内の民宿が抱えている差別化の課題解決にもリーチし「連覇する朝飯」などサスティナブルモデルも意識した点なども高く評価に値した。


12.きき魚セット
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何を: いろいろな魚が並ぶ中、何の魚か当てるお刺身セット
誰が: 飲食店
誰に: 20代女子 OL「魚はたべたいけど機会がない」
いつ:友人同士で旅行に来た 夕食
どこで: 居酒屋などの飲食店
ポイント:美味しく楽しく食べて、魚の知識も得ることができる。お土産バージョンも有り、友人への拡散も狙う。

i+dコメント:
具体的な商品を切り口にした発表で、地域の飲食関連施設や産物販売施設との連携を想起させる、実現可能性が高いアイデア。視点として、「来て食べる」だけでなく「満足して買って帰る」という二方向でのアクションを設計しており、現地でのシェア、現地を離れてからのシェアなど、想いを誰かに伝えたい、というソーシャルネットワーキングのメリットを活用したアイデアにも評価に値する。さばく前なら見分けがつくけど、刺身になると見分けにくい…という課題を活かした、刺身で食べる文化の根強い氷見だからできるアイデアといえる。


13-1.漁火(いざりび)バル
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何を: 魚の新しい食べ方を提案する若い人向けのおしゃれなバー
誰に: 20−40代男女
いつ:7—9月の金曜日、19—23時
どこで: 漁港、とと座
ポイント:出会いの場にもなる…

i+dコメント:
婚活や恋活といった、氷見のファンになってもらいたいターゲットを意識して、そのターゲットに何が出来るかという視点が良かった。また、外部の方の需要だけでなく、内需も意識し、魚を食べ慣れている氷見の若い人に、新しい空間で新しい食べ方を提案することで、氷見の魚食文化に改めて誇りを持ってもらえるようにする、という視点も評価に値する。


13‐2.出世魚のおくりもの
何を: 子どもの誕生祝いに毎年出世魚を贈る
誰に: 子どもが生まれた家族へのお祝いしたい人
いつ:毎年冬
どこで: 自宅に届く
ポイント:子どもの成長と出世魚の成長を重ね合わせて立派に育ってほしい気持ちを贈る
i+dコメント:
氷見を象徴するぶりの出世魚の特性を活かし、ブリの出世と子どもの成長をかけて贈答品展開したことに座組みの上手さを感じた。プレゼンテーションも、発表者中唯一の寸劇で、特別ゲストをキャスティングボードに加えるなど、内容もさることながら、それを大勢にどう伝えるとどう伝わるのか、という視点を良く考えて設計し「一人一プレゼン」という枠にとらわれなかった点もアイデアを生むための素地として評価したい。


14.スーパー氷見キッズ養成講座
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何を: アウトドア体験(釣りなど)や魚食育を通してスーパー氷見キッズを認定する
誰に: 氷見出身・都会暮らし、小学生以下の「本当はもっと子どもと触れ合いたい」お父さん
いつ: 夏
どこで:海、とと座
ポイント:子どもと一緒に懐かしい思い出を体験できる、Uターンを助長する

i+dコメント:
「自分が子どもの頃体験した楽しい思い出を、同じ故郷で、子どもにも体験させてあげたい」という、お父さまのインサイトを捉え、その夢をかなえられる場所として氷見を設定した点が、魚食文化をリードする、というコンセプトよりは、氷見愛を親子で育む、といった未来につなぐアクションとして伝わってきました。氷見に来ることでスーパー氷見キッズを認定されたいとする人々の興味関心を得ることもとても大事な視点ですが、言葉の強さから「氷見出身のスーパーなキッズをつくる」というスーパー氷見キッズ構想も想起させた。色々アイデアが膨らむ可能性がある部分が魅力的、ともいえる。


15.一ヶ月で血液サラサラ!氷見市推奨『ひみ魚食ドック』
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何を:入院コースや献立コースで食を改善して、健康になれる人間ドック
誰に: 氷見市民
いつ:太り過ぎが気になったとき
どこで: 氷見市民病院
ポイント:長野県が長寿の県になったので、魚食×健康で売り出す

i+dコメント:
ある年齢になると健康と切っても切り離せない「人間ドック」から着想した「ひみ魚食ドック」は、自身の健康と魚食を掛けあわせることで「魚は身体にも健康にも良い」ことを感じていただける、アイデアの跳躍力が際立った発表だった。全国各地様々な人間ドックがある中で、氷見で行う人間ドック(通称ひみ魚食ドック)が人気を博して、足を運んでくれる人が増えることや、加齢による健康問題だけでなく、若年層にも問題となっている成人病にもフィーチャーし、親子で主体的に健康になる、というアクションを想起させた点や、言葉の面白さなども評価したい。


16.氷見だけの缶詰
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何を: 自分で料理して自分でパッケージもつくれるオリジナル缶詰
誰が: 中村さん
誰に: 観光客
いつ:旅行から帰るとき
どこで: とと座
ポイント:缶詰の中身からパッケージまでオリジナルで作成できる、開ける時に旅行の楽しい気持ちが思い出される

i+dコメント:
通常缶詰といえば、そのものを開けることにフォーカスしてしまいがちだが、今回の発表においては、逆転の発想で「缶詰を作る体験をさせ、思い出とともに持って帰らせる」という座組みが秀逸。旅の思い出を詰め込んだ缶詰は、タイムカプセルのようなお土産となり、その地を離れた後も思い出を想起させ、またその土地を訪れたい、感じていただくリピーター増加にも一役担えそうで期待が高まる。ものづくり、のパワーを最大限活用した内容もさらにブラッシュアップすることで、人気のコンテンツになるポテンシャリティを感じた。プレゼンテーションでいえば、実際の缶と中身を用意し、プロトタイピングを実践し、楽しく簡単に作れる様子を伝えた点も高く評価したい。


17.世界の回遊魚さん、いらっしゃい!プロジェクト
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何を: 旅人を回遊魚に見立て、旅のスタート地点となるようなゲストハウスをつくる
誰に: 世界を旅する人
どこで: ゲストハウス
ポイント:荷物を置いておける、旅人の持つスキル(歌、デザイン、踊りなど)も還元することで地域の人との交流もできる、空き家の問題も解決できる

i+dコメント:
「海は世界とつながっている」を体現した企画で、グローバルな視点を持ったアイデアを評価したい。旅人を“回遊魚”に見立て、ブランド化することで、また戻ってきてほしいという想いを表現し、旅人そのものをリスペクトしている点が、観光活性化のポイントをおさえており、たくましさを感じた。回遊魚の聖地として、旅の拠点を氷見におきたくなる仕掛けがあるとさらに磨きがかかるように感じた。プレゼンは唯一の紙芝居方式で、エンターテイメント性も抜群。発表者のキャラクターも相まって、締めにふさわしいエネルギッシュな発表が素晴らしかった。


17個のアイデアがすべて出そろったところで、表彰式に移ります。

賞は3つ。本川市長が氷見市の視点で選ぶ『市長賞』、issue+designが外からの視点で選ぶ『issue+design賞』、みんなの投票で決まる『みんなの賞』です。

まずは本川市長から、講評をいただきました。

「この地域みらい大学は、ブランドをマスターしてほしいという思いでやってきました。今回のシンボルアクションは、ブランドの5つの定義を軸に評価しました。まず『プラスの良い体験、良い印象の総体』皆さん触れてらっしゃったと思います。来年以降も漁業交流館で実現していくことを考えると、『約束と実行、共感の循環』が大切だと思います。誰とどうやって実現していくのか?まで考えていって欲しいですね。2回目、3回目…と、どうやって発展させていくのか?ということについては、触れてらっしゃる方がいましたね。坂下さんの「魚人間コンテスト」だったり、金石さんの「満月レストラン」だったり。あと『ブランドを表す象徴』。色だとか、目印についてどうだったか。皆さんプレゼンの技術はかなり高まったなぁと思いました。そして『関係者にとっての誇り』。私たちがいかに愛着を持つか。まずはこの氷見市役所のブランディングをしていきましょう。チームをつくっていくことによって、内なる誇りが生まれてくると思います。利益を生み出す源泉というところまで考えていきましょう。今日出たアイデアが漁業交流館で実現されれば、必ず氷見はブランドになると確信できる回でした。投資以上の効果があったなぁと思います。ありがとうございました。」

次に、issue+design諏訪部から講評です。
「すべてのアイデアが一定のレベルに達していまして、本当にとても悩みました。すぐに実現していけると思います。今回issue+design賞を選ぶにあたって重視した点は、ブランドを体験するアクションであること、氷見の他の課題も解決している事、他のステークホルダーを巻き込んでいける、という視点でした。皆さんお疲れさまでした。」


プレゼンテーション1
(左から)市長賞&みんなの賞ダブル受賞の「氷見の海色クレヨン」細川奈々さん。「実は昨日、長らく頂けていなかった代休をいただきまして。朝から弟に叩き起こされてつくったものをお褒めいただきまして、嬉しいです。ありがとうございました。」issue+design賞&みんなの賞ダブル受賞の「勝てる魚朝食」久保徳允さん。「笑いもないプレゼンで申し訳なかったんですが。地域課題としてもそうなんですが、自分の課題として取り組んでいきたいと思います。氷見を代表するもの、「ハンドボール」そして「魚食」。大事なものだと思うので、後世に何を残していきたいです。」みんなの賞2位の「Can of Fish in HIMI!」中村康紀さん。「皆さんに選んでいただいて、本当に嬉しく思います。製缶機を買った甲斐がありました。私はこれを漁業交流館で本気こいてやりたいと思っています。もしダメでも、実家でやります。ありがとうございました。」

全五回の講義・ワーク・発表を通して、氷見ブランドの形が見えてきました。『魚食文化をリードするまち』として、何を実現していくのか。これからが本番。2015年3月14日、いよいよ北陸新幹線が開業します。来年以降も、富山県氷見市の取り組みにご注目です。

himi05_01氷見ブランドは、ここがスタート。みんなで少しずつ育んでいきます
vol.6

第四回 シンボルアクションをつくる

2014.11.05

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朝の5:00。いそいそと起きると、外はまだ暗く、暗い海に煌々と光る漁船がゆっくりと動いていて、とても幻想的でした。支度をして氷見漁港のセリ見学へ(私はこれで3回目!)。
海沿いの道を車で走っていると、立山連峰のシルエットの向こうの空が、どんどん明るくなっていきます。ちょうど漁港に着くころには、立山連峰からのぼる朝日を望むことができました。いい一日になりそうだー!と気合いを入れ直し、会場の氷見市役所へと向かいます。

スクリーンショット(2014-11-05 15.55.29)

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これまで、
第一回「氷見ブランドを取り巻く環境や生活者の変化を知る」
第二回「氷見ブランドの基本コンセプトを考える」
第三回「氷見ブランドを体感する体験をつくる」
と、回を重ねてきました。最終回は発表会ということで、実質最後のワークとなります。今回は、22名の参加者が集まりました。

 

強いブランドに必要な3つのこと
「シンボルアクション」の前提として、強いブランドをつくるための行動3原則を紹介しました。今回はゲスト講師として、地域ブランドPRのプロフェッショナルとして、issue+designの広報担当、小菅隆太さんをお呼びしました。講義と全体進行を担当します。

image003全国さまざまな地域のブランドPRを手掛ける小菅隆太氏

image005この3つの行動原則を実行できているブランドが生き残っていく

1.守る
ブランドは築くまでには時間がかかるものの、壊れるのはあっという間。守るための仕組みづくりが必要です。 地域団体商標制度や地域ブランド認証制度などを活用して、守っていくことが大切になります。

2.続ける
顧客はブランドに様々な場所で接し、印象を積み重ねます。 顧客とブランドの様々な接点(ブランドタッチポイント)でコンセプトを体現し続けることで、印象の積み重ねが顧客の頭の中に一つの像を結び、ブランドとなります。 特に地域ブランドの場合は、案内してもらう観光協会から、宿泊する旅館、道端で出会う住民まで、全てがブランドタッチポイントであり、企業以上にそのコントロールが課題です。

3.挑戦する
20世紀の成長と停滞の時代には、ブランドは「守る」「続ける」ことで構築できました。しかし、21世紀の変化と混沌の時代、ブランドに求められるのは「挑戦する」「進化する」ことです。

 

「シンボルアクション」ってなに?
これらの原則を踏まえた上で、シンボルアクションの講義に入ります。シンボルアクションは『ブランドコンセプトを体現したユニークで豊かな体験を社会に提供し、ブランドを象徴する情報発信につながる活動(イベント、空間、ツアー、特産品、仕組み等) 』と定義しています。

では早速、氷見のシンボルアクションをつくってみましょう!
…と言っても難しいので、各地の事例を紹介しながら理解を深めていきます。

image007愛妻家の聖地、群馬県吾妻郡嬬恋村で行われる『キャベチュー』

たとえば、キャベツ畑の中心で男たちが妻への愛を叫ぶ『キャベチュー』。この会場である嬬恋村は、その昔、ヤマトタケルノミコトが奥様の死を偲んで叫んだとされる、愛妻家の聖地です。上は草津、下は軽井沢という、とても観光に苦労する立地の嬬恋村でしたが、このシンボルアクションを投下することによって、毎年このイベントを楽しみに人が訪れるようになりました。

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500gのCO2を吸収してくれる『CO2のカンヅメ』

また、高知県の『84プロジェクト』は、高知県の森林率が84%ということを伝えていこうというシンボルアクションです。たとえば、500gのCO2を吸収するサイズの丸太『CO2のカンヅメ』は、「木はCO2を吸収してくれる、だから森林は大切なんだ」ということを子どもたちに体感してもらうためのプロダクトです。特徴的なゆるく遊び心のあるWEBサイト、ブランドデザインで、みんなが共感しながら自分の中での84プロジェクトを見つけていくことで、このブランドが浸透していきました。

事例に見られるように、ブランドコンセプトを楽しみながら体験してもらえる、そんなシンボルアクションをつくっていきましょう!ということで、講義はここまで。

 

ブレインストーミングと事例を使って、アイデアを発想する
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講義のあとは、ワークに入ります。今日のゴールは、氷見ブランドの将来像コンセプト『魚食文化をリードする、魚を楽しむ人が増えるまち』を実現するためのシンボルアクションをつくることです。まずは個人で発想し、それからチームで共有しながらアイデアを膨らませていきます。

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次は発想方法を少し変えて、事例カードを用いた発想です。各地のおもしろい事例を読み、氷見ブランドだと、どうやるんだろう?私だったらどうするだろう?とアイデアを考えていきます。

image01550枚の事例カード。読んでいるだけでもおもしろい

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各チームで出たアイデアを、参加者全員で共有します。ユニークなアイデアがたくさん出ました!一部を紹介します。

・小さなオリジナル舟盛りをつくれる『おさかなアレジメント』

・結婚する時にブリを贈る風習を活かして、男女で魚を贈り合う文化をつくる『日本一魚を贈るまち』

・ブリ型のティッシュ『ブリティッシュ』

・喪黒福造を用いて人のネガティブな感情を逆なでする『魚で逆なでする無茶ブリ選手権』

・鳥人間コンテストならぬ『さかな人間コンテスト』

・肉食魚のシマダイが主役のホラームービー『SHIMADAI』

・日ごろの不満を海に向かって叫ぶ『ウミチュー』

・顔だけでなく、漁師としての仕事ぶりも加点する『イケメン漁師コンテスト』

・血液サラサラになる健康チェック『魚食ドック』

・時間や天気によって異なる海の色を再現『海色くれよん』

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image027遊び心があって、氷見ブランドも感じられるシンボルアクションのアイデアで模造紙が埋まる

午前はここで終了。お昼ごはんへ。

 

一人1つのシンボルアクションを発表!
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各自お昼を食べ終え、午後の部スタート。ここまで出たたくさんのシンボルアクションのアイデアの中から、自分が取り組みたいものを一人1つ選び、アイデアを具体的にしていきます。

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3つのシートをつくるのが、午後のワーク

 

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集中しすぎて静まり返り、ペンの音だけが響く会場…

3つのシートを記入し、アイデアをブラッシュアップしていると、いつの間にか15:30。各チーム内で仕上げたシートをを共有し、フィードバックし合い、本日はこれにて終了。全体で発表しないのは、次回までのお楽しみにするためです!

次回、最終発表会は12月18日(木)。今回担当したシンボルアクションを、一人ずつ発表してもらいます。
発表形式は自由!今回のように手描きでイラストや図、紙芝居をつくっても良し、スライドを作成してプレゼン形式でも良し、スマホで撮影してムービーをつくっても良し、実際に商品やパッケージのプロトタイプをつくってみても良し。

7月から取り組んできた、地域みらい大学@氷見。最後に何が生まれるのか、とても楽しみです。

(レポート:issue+design岡本)
vol.5

第三回 氷見ブランドを体感する体験をつくる

2014.10.24

秋らしいひんやりした天気が続いていましたが、今日はとってもあったかい!夏の名残りを感じる日差しが差し込む氷見市役所の一室で、地域みらい大学@氷見 第三回を行いました。

氷見ブランドのスローガン前回は、氷見ブランドのコンセプトを各チームで整理。宿題では、そのコンセプトを一言で表すスローガンを考えてきてもらいました。

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珠玉のスローガンが並ぶ
山も海も温泉もあるという自然の豊かさから
「あなたを癒すヒミつ教えます。Heal(氷)Me(見)」
「命めぐるまち 氷見」
であったり、

漁村文化の特徴を捉えた
「変わらぬこだわりと時間 氷見」
「やさし きびし ひみし」
などが出ましたが、

「出世したけりゃ来るこっちゃ 氷見」
「魚が大好きになるまち 氷見」
「ブrich! 氷見」
「ブリ推し 氷見」
「まいにちが旬 氷見」
と、やはり魚を提供価値としたスローガンが多く出ました。

旅のプランを考えるスローガンを考えてブランドコンセプトへの理解を深めたところで、今度はブランドコンセプトを体感できる体験を、具体的なターゲットに落とし込んで考えます。

今回のゴールは「どんな人に、どんな旅をしてもらいたいか」、旅のプランを発表してもらうこと。すべてのターゲットに共通するのは“ 本物の魚の美味しさを知らない・食に対するこだわりが強い・自分の体験をワンランク上げたい” という部分です。

これを踏まえ、5つにチーム分け。「若い女性グループ」「子連れ家族」「高齢の夫婦」「旅好きのシングル」「外国人グループ」の中で、自分がやりたいターゲットを選びます。

雑誌をちょきちょきぺたぺた…ターゲット像を具体的にイメージするために、雑誌の切り抜きを使いながら、その人の特徴や好きな事、考えている事などを設定していきます。

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どんな服装で、どんな生活をしていて、どんな仕事をしているのか?何が好きで、何が嫌いなのか?氷見のどんなところに共感してくれるのか?相談しながら選んでいく
“若い女性” と言っても、いろいろなタイプの人がいます。雑誌の切り抜きを見比べながら、かたまりではなく、1人の人を具体的にイメージして選択します。雑誌の誌面を取捨選択し、切り貼りしていくことで、手と頭を動かしながらターゲットを具体的に想像していきました。

↓ 皆さんが考える、氷見ブランドに共感してくれるのは、こんな人たち!

● 子連れ家族
・父(38)母(35)兄(小2)妹(幼稚園)の4人
・氷見近郊の都市(富山、金沢など)に住んでいる
・子供がアトピーを抱えていて、安全な食へのこだわりがあるお母さん
・アウトドアもできるかっこいい姿を演出したいお父さん
・子供の頃から自然体験をさせたい

● 外国人
・社会的地位が高い高齢の男女
・ヨーロッパの内陸国(スイス、オーストリア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルクなど)
・健康志向
・海外旅行が趣味で2回目以降の来日。ゴールデンルートは既に行っているので、日本のその他の地域を体験したい。田舎で干物を食べるような玄人の遊びをしてみたい
・裕福かつ高齢で健康にお金をかけたいので、世界有数の長寿国である日本に興味がある

● 高齢夫婦
・60代後半、定年退職後。団塊世代の小金持ちなのでお金も時間もある
・食べることが好き。本当に美味しい魚を食べたい
・知識欲がある
・土に触れたり、祭を見たり、漁師と交流したり、生の体験がしたい
・2人共、実は地方出身。東京で出会い結婚。現在は東京暮らしだか、このまま東京で暮らすのか、終の棲家について考えている

● 若い女性グループ
・4〜5人の同僚、友人同士、首都圏のOL。25〜27歳
・アクティブなことはしたいけど疲れるのはイヤ!
・一眼レフを所有。食べ物の写真を撮ってfacebook、instagram に投稿する。セリで魚が並んでるのを見て「ヤバーい♥」とテンションが上がり、写真を撮る
・食べ物へのこだわりが強い。魚を食べたいとは思っているけど、機会がない
・美容意識は高くないけどファッションにはこだわる
・「ちょっとマニアックな方がおしゃれでしょ」と思っている(有名でない地方に旅行するなど)

● 旅好きなシングル(高齢)
・東京の都市部居住の事業経営者、アーティスト
・50代〜 独身の男性or女性
・見識ある
・仕事に誇りを持っていて成果を出している。所得に余裕あり
・こだわりの趣味をもっている

● 旅好きなシングル(若者)
・30代前半 男性、東京の郊外(高円寺など)、ものづくりデザイナー
・伝統工芸など手仕事に対して敬意を持っている
・ある程度仕事で成功していて、お金と時間が自由に使える
・気になる情報をキャッチすると現地に行って自分の目で見たい。自分の知らないことを発見するために旅に出る
・バイク、車、ロードバイクでドライブするのが趣味

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氷見ブランドを体感できる体験プランを考えるターゲットを具体的にした後は、先ほど議論したターゲットが、氷見で何をするのか?体験を考えていきます。

 どんな体験であれば、氷見ブランドを感じてもらえるだろう?
 どんな体験であれば、ターゲットに共感してもらえるだろう?

今すでにある資源でも、今はまだないものでも良いので、どんどん発想していきます。少し高くてもお金を出したい。氷見を好きになって、もう一度来たい。そう思ってもらえるような魅力的な体験は何でしょうか?付箋に体験アイデアを書き出し、それらを組み合わせてツアーにしていきます。パーツに記入をして、つなぎ合わせて発表しました。

● 子連れ家族「はじめての本物の食育ツアー」
①食べ物の命に触れる料理教室
②汗を流して食材ゲット!
③農業体験
④やさしい味の野菜スイーツでブレイクタイム
⑤自分が獲った魚と野菜でシェフによる素敵なディナー
⑥漁師のこだわりに出会う
⑦漁師の食文化を知る 豪快!漁師めし

● 外国人「エキゾチックhimi ツアー 〜いぶし銀風のセレブ旅行〜」
①舟盛りで日本式レセプション
②定置網の美しさを上空から見学シャンパン付ヘリクルーズ
③朝採れ新鮮な魚と野菜でゆったりBBQ ランチ
④地域のものづくり文化を体験魚網でハンモックづくり
⑤湯治めぐりでお湯比べ
⑥圧巻!地引網体験
⑦憧れの寿司を自分で握る 寿司職人の握り教室
⑧夜の通文化に触れる 呑み屋さんめぐり
⑨日本の最新医療を体験!メディカルチェックフルコース

● 高齢の夫婦 「全日程ガイド付き!氷見暮らし体験ツアー」
①ゲストハウスの掃除とご近所にご挨拶
②自分で食べるものを自分の手でとる自給自足体験
③氷見人に教わる 氷見流晩ごはんづくり
④先輩移住者とお食事会
⑤海からスーパーまで魚を追うお魚ドキュメンタリー
⑥新鮮だからできる地魚丸ごと料理教室

● 若い女性グループ「氷見のイイトコまるごと体験!よくばり週末女子プラン」
①ウェアも可愛い!欲張り女子の選べる3大海体験
②氷見のワイン&魚をお伴に星空ガールズトーク
③いいお湯に浸かり、いい景色を見て、いいお肌になる
④イケメンセリ男子を探せ!
⑤ブルーベリー狩り&お土産ジャムづくり

● 旅好きなシングル(高齢)「海の男ゆうじろうと山の女Kyokoのきままフリープラン」
① “天然のいけす見学” 豪華プライベートクルーズ
②旅行者同士がつながるみんなで晩ごはん
③暖炉を囲んで談話タイム
④自転車でふらっと朝サイクリング
⑤TREE HOUSE でゆったり自由に
⑥氷見人と飲み語らう

● 旅好きなシングル(若者)「輪輪楽楽(りんりんらら)魚ツアー」
①磯の風を感じる海沿いサイクリングで氷見入り
②漁師さんと語らいながら新鮮浜焼ランチ
③魚のまちのものづくり文化を学ぶ漁具をつかったクラフト体験
④若旦那と語り合える宿
⑤本格!漁師体験
⑥海越しの立山連峰を拝む贅沢朝風呂&お昼寝タイム
⑦自分の獲った魚が加工品に!若旦那から粋なお土産

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次回はいよいよ第四回。回を重ねる毎に、氷見ブランドの像が具体的になってきました!


(レポート:issue+design 岡本)
vol.4

番外編:氷見の魚文化を学ぶ

2014.8.26

現場を見ないことには、氷見の観光は語れない!ということで、魚市場の見学に行きました。

時刻は朝6時。眠い目をこすりながら、魚市場に到着。鐘の音が鳴り響き、競りが始まります。

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赤い帽子が競り人、青い帽子が買い付けする人です。地元の料理屋さんや卸屋さんが買い付けに来ます。一般の人は、見学用のテラスから競りの様子を見ることができます。とにかく、迫力がすごい!競り人さんが何と言っているかはまったく聞き取れなかったけれど、声を張り上げて魚を競りを仕切る様子は、伝統芸能を見ているようでした。

魚市場は、体育館3つ分くらいの広さがありますが、冬は市場の半分がブリで埋まるそう。立派なブリが並ぶ姿、圧巻だろうなぁ~。

ブリは、専用の箱と証明書付きのものでないと“氷見ブリ”として認められません。仲買さんと競り人さん数人で構成される選定委員会が、重さや大きさ、傷の具合など総合的に判断します。年間に上がるブリの数は、約10万本!一日で4000本もあがったときは、競りがお昼までかかったそう…

通常の漁港では、魚はしめてから競りに出されることが多いのですが、氷見漁港では獲ってすぐに氷水につけることで気絶状態にして、完全にはしめません。そうすることで、死後硬直が起こらず、身はプリプリの新鮮な状態のまま出荷することができるのです。

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見学している内に、ふと、気が付きました。生臭い匂いがしない…?
殺菌した水を定期的に床にまいているから、常に清潔。だから、匂いもしないんだそう。

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氷見の漁業に関わる方たちの、魚に対する深い敬意を感じました。魚をどれだけ傷つけずに、どれだけ新鮮な状態で、食べる人の元に届けることができるか。伝統的な漁法と新しい工夫が、氷見の魚文化を支えています。

そうこうして、競りも終わりに近づいた8時。魚市場に併設された食堂で、さっき獲れたばかりの魚を使った、さしみ定食をたべました!

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ここまでお話に聞いた通り、魚の身が本当にぷりっぷりで、贅沢な朝ごはんでした。しあわせだ~

観光で漁港を見に来るお客さんは、ここで朝ごはんを食べて、それから徒歩10分で行ける番屋街を見に行ったり、温泉に行ったりする方が多いそう。

残り三回のワークショップでは、その人たちにいかに氷見ブランドを好きになってもらうか、そのためのツアーやシンボルとなるようなイベント・体験を考えていきます!
vol.3

第二回 ブランドの基本コンセプトを考える

2014.8.25

第一回「ブランドの考え方を学ぶ / 氷見の環境や生活者の変化を知る」ワークショップから、約二ヶ月。海から徒歩5分にある、開放的でとても気持ちの良い海浜植物館で、第二回「氷見ブランドの基本コンセプトを考える」ワークショップを開催しました。

本川市長より「ただ楽しかったね、勉強になったね、で終わるのではなく、実際に受け入れてもらえる、本当に愛される氷見ブランドを、皆さんでつくっていきましょう!」という、熱い挨拶からスタート!

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地域みらい大学は、各地域の課題に応じたプロをその都度参加してもらうことで、より本質的な課題の解決を目指しています。ブランドコンセプトをつくる氷見でのプロジェクトは、ブランドコンサルティングを手がけるグラムコ株式会社と共に創り上げています。

まずはグラムコ株式会社の西原さんから、ブランドコンセプトにまつわる講義が始まりました。

ブランドは、あなたの頭の中に存在するもの
ナイキや日清食品のブランドコンセプトを例に、ブランドコンセプトという考え方を学びました。

個々で活動していても同じゴールを見据えていれば、統一性のある強いブランド、影響力のあるブランドができるということで、このワークショップ参加者の皆さんが非常に重要な当事者であると再確認。

ブランド戦略とは?
愛媛のタオルブランド『今治タオル』:
「水に置くと5秒で沈む」等、ブランドの厳しい認定基準を持つことで、”本当に質が良いタオル”の証となった。

老舗かまぼこブランドの『鈴廣』:
新商品の魚肉でできたソーセージを、魚肉加工食品ではなく、新しいソーセージとして売り出すために、商品名からパッケージデザインまで、細かくブランドコンセプトに基づいて企画。

上記のような事例の解説を通して、「ブランドコンセプトをどうやって体感してもらうのか?」それを戦略的に練っていくことが、ブランド戦略であり、今回のプロジェクトの意義だと改めて確認しました。

イマジンセッション ― 現在の氷見像 ―
植物園に併設されるおしゃれなレストランでお昼をたべて、午後の部がスタート。

イマジンセッションは「温かい」or「冷たい」、「内向きな」or「外向きな」、「愛らしい」or「美しい」などの2つの単語から、現在の氷見ブランドが当てはまる方(もしくはどちらにも当てはまらない)を決めて行きます。これを40回繰り返すと、COOL-HOTとHARD-SOFTの二軸のどこに当てはまる単語が多いのか、色や写真で分類された図が出来上がるというワークです。

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氷見はみなさんの中で、COOLでHARDなイメージが強い、ということが分かりました。魚や日本海の強い海の印象が強く影響していると思えます。みんながなんとなく抱いている氷見ブランドのイメージを、こうして言葉と色で表現することで、みんなの認識をだれもが同じように理解できる状態に近づきました。

氷見ブランドは「誰に」「何を」共感してもらいたいのか?
ここからは具体的に、どんな人に、氷見のどんなところに対して共感してもらいたいのか?を振り返って、棚卸ししていきます。

ブランドコンセプトの素となる『魚』『魚以外の食材』『文化』『自然』の4つの強み、『将来像』、『姿勢』、『ターゲット』を、順番にポストイットにどんどん書き出していきます。

各チームの模造紙は、たくさんの付箋で埋まりました。

明日はたくさん出た項目の中から、自分たちが本当に大切にしたいことは、氷見がこれから大切にしていくべきことはどれなのか?という抽出からスタートします。

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第二回ワークショップ 二日目

みんなが思う「氷見らしさ」に投票
昨日出した氷見の4分野(魚介・その他食材・観光地・文化)の強み、姿勢、将来像の中から、これは外せない!という項目を5つ選んでシールを貼り、みんなの意見を集約しました。

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強みでは、やはり『魚』分野に票が集まりました。
「魚に優しい定置網漁」「獲れる魚の種類が豊富なこと」「漁業にまつわる文化」などにシールが貼られました。魚を大切にする心意気が引き継がれ、魚を中心とした文化がまちを形づくってきたことが大切だと示しています。

また、『姿勢』にも多く票が集まりました。
「漁村気質」「地元愛」に多くシールがついていることから、漁師さんの無骨だけれど暖かい雰囲気がみんな大好きだということが見て取れます。

ブランドコンセプトをまとめる
ここまで、自分たちが大切にしたいものは何なのか?を振り返って、見つめて、整理してきました。
ここからはいよいよ、ブランドコンセプトをつくっていきます。

共感してほしい人はだれ?
将来なりたいのはどんな姿?
ターゲットに提供できる価値は何?
それを支えるのはどんな姿勢?

なんとなく理解しているし、共通の想いを持っているけれど、言葉にするのは難しい。戸惑ったり、うんうん唸っているチームも…。

アウトプット第三回

それでも、各チームで議論し、講師の西原さんから助言をもらいながら、各チーム1つのブランドコンセプトをつくり上げました。

次回への宿題…
次回のワークショップは「氷見ブランドを体感できる体験をつくる」です。
具体的な体験を考える前にブランドコンセプトを一言で表すキャッチフレーズを考えます。
「一人3つ考えてくること」が宿題!

皆さんの宿題を見るのが楽しみ…♪もちろん、スタッフも書きます。
皆さんが大切にしたいことが詰まった、氷見ブランドのコンセプトを表す、至極の一言に期待です。
vol.2

第一回 データの海の泳ぎ方

2014.7.03

寿司を背負って、ワークショップスタート?小雨降る中、市の職員や観光協会のメンバーを中心に、旅館の若旦那や地元の干物屋の息子、観光を学ぶ大学生など、さまざまな立場で氷見を支える面々が会場の氷見市役所新庁舎に集まりました。

講座を始める前に、初回ということで顔合わせとウォーミングアップの意味を込めて、ゲームを実施しました。魚のまち 氷見にちなみ、“背中に貼られた寿司ネタを当てる”ゲームです。

image1お寿司に慣れ親しんだ氷見の人でも、当てるとなると意外と難しい30人もの大人が背中に寿司ネタを貼って
「私は、赤いですか?」
「私は、軍艦ですか?」
「私は、コリコリしていますか?」
と質問しながら歩き回る光景はとても愉快で、当初は恥ずかしがっていた人も、楽しみながらクリアしていきました。

ソーシャルデザインと地域ブランド寿司ネタ当てゲームで肩慣らしを終えると、いよいよ本題へ。

【地域みらい大学@氷見】は、以下の5つステップで進行していきます。

Step1 ソーシャルデザインとブランドの考え方を学ぶ
Step2 氷見をとりまく環境や生活者の変化を知る
Step3 氷見ブランドの基本コンセプトを定める
Step4 氷見ブランドの構築のためのプランを企画する
Step5 氷見ブランドを表現する

第一回では、Step1とStep2を実践。前半は講義、後半はワークです。

まず講義では、issue+designの事例からソーシャルデザインの考え方を、NIKEや金沢などの事例からブランドの考え方を学びました。

image2「ブランド」と聞いて思い浮かぶものを自由に書き出してみるこれから氷見のブランドを考える上で特に大切なのが、ブランドの考え方。

強いブランドは「誰もが同じようなイメージを想像できる」もの。NIKEであれば“かっこよくてアスリートを応援している”、金沢であれば“兼六園のように風流であり、尚かつ21世紀美術館があって現代的”といったように。

では、氷見と聞いて、あなたは何を想像するでしょうか?
ブリでしょうか?それとも氷見牛?氷見温泉?

『 誰に、どんなイメージを想像してほしいのか? 』

一過性のキャンペーンや理想論で終わってしまわないために、現場で氷見を支える人たちと一緒にブランドの軸をつくり上げていくことが【地域みらい大学@氷見】の目的だと講義を通して再確認しました。

データの海を泳ぐ後半戦は『氷見をとりまく環境や生活者の変化を知る』ワーク。

43あるデータ(日本のマクロのデータから、魚食や宴会にフォーカスしたデータなど、幅広いテーマのデータ)の中から、各自気になったものをピックアップし、気になったポイントをどんどん書き出します。

この時面白いのは、同じデータでも人によって異なる気づきを得ること。視点が違えば、1つのデータから2つも3つも気付きを得ることができます。

image3ワークの楽しそうな雰囲気に、我慢できず参戦している本川市長(中央奥)データから得た気付きを分類して、今度はそこから『氷見ブランドの未来を予感させる仮説』を導き出します。仮説と聞くと「未来のことを予測するなんて難しい…」と力んでしまいがちですが、デザインの世界では、確実であること以上にユニークで面白い仮説を大切にされています。「間違っているかもしれないけど、面白い!」そんな仮説を目指してチームごとの議論は続きます。

image4みんなが出したたくさんの気づきを組み合わせ、仮説を導く今回の講座の中で、この『仮説を立てるワーク』が最も苦戦し、かつ、最も議論が白熱していました。最後に、各チームで立てた仮説を発表すると「ほー」という感心の声や、その通りだというように力強く頷く姿が見られました。

image5本日の参加メンバー。さまざまな立場の方々が集まった食べて、飲んで、語り合う夜43ものデータを読み込んだり、みんなで話し合って仮説を立てたりと、慣れない作業で少し疲れた閉会後は、古くから氷見の宴会シーンを支えてきた旅館、信貴館で懇親会を開催。

会場に到着すると、何とそこには、いまさっきつくりあげた仮説がずらり…!

image6発表で使用した模造紙が、なぜか宴会場に!?これは、本川市長の計らいでした。

「使わなくっても、ここに貼ってあるだけでいいんです。皆さんががんばってつくったこれを見ながら、みんなで氷見の美味しいものを食べて、氷見の未来について語り合う。非常にいいですよね」

と、いつもの穏やかな表情で熱い想いを語りました。


( i+d 岡本 )
vol.1

地域みらい大学@氷見のスタートです!

2014.7.02

image1(白くて可愛らしい駅舎)日本海に面する日本有数の魚のまち、富山県氷見市。

食通の間で「寒ブリと言えば氷見」と言われるくらい、冬にはとても立派なブリを堪能することができます(この記事を書いている5月中旬頃は、夏マグロやタイが主)。

魚だけではありません。氷見は、漫画家の藤子・A・不二雄氏の出身地でもあり、まちの至るところで『忍者ハットリくん』や『怪物くん』に登場するキャラクターに出会うことができます。他にも、標高3,000m級の山々が連なる立山連峰から朝日がのぼる風景や、なめらかな肌触りの温泉を楽しむこともできます。

image2(氷見市役所に飾られているキャラクターたち)そんな氷見市は、来年2015年春の北陸新幹線開通にあたって「より多くの方に氷見を楽しんでもらうために何をすべきか」「これからの氷見の観光は、どこに向かっていくのか」を、今一度考えることにしました。

具体的には、【地域みらい大学@氷見】として「氷見ブランド」と「マーケティング人材」という二本の柱をつくり、観光課の職員を中心に、他の課の職員や観光協会、民宿経営をしている市民も巻き込みながら、これからの氷見の観光について考えていきます。

『氷見観光の熱いエキスパートたち』私たちissue+designは、今回、観光課と観光協会の意見交換会にお邪魔して、これまでそれぞれが言ってきた?取り組みや、氷見の未来の観光について、様々な意見を聞かせていただきました。観光課は、氷見市で観光を担当する課の職員の方々で、観光協会は地元で旅館を経営されている方々や観光案内所で旅行客に氷見を案内している方々です。

image3(会場は、今年5月に移転したばかりの市役所新庁舎。使われなくなった高校を建て替えた)そんな氷見観光のエキスパートたちの「北陸新幹線が通ることで、逆に東京へ人が流れてしまうのではないか」という不安だったり、「もっと行政と市民が一緒になって盛り上げていきたい」といった希望を伺い、氷見観光の現状と、氷見観光に関わる人たちの想いを肌で感じてきました。

image4(観光のエキスパートたちの熱い意見が飛び交う)資料を片手に意見を交わした後は、場所を宴会場に移し、今度は氷見の美味しい料理を片手にさらに氷見談義に華が咲くのでした。

image5(本川市長(中央左)と観光協会会長(中央右)。みんなで氷見ブランドをつくっていきます)(レポート:issue+design岡本)