「みんなの政治参加ラボ:若者と政治参加を近づける」は、コロナ禍における政治不信が若者の政治離れを加速させるという深刻な課題に対応するために立ち上げられたプロジェクトです。この状況に対処するため、任意団体ミライ+コロナが主導し、トヨタ財団の研究助成を受けて、Z世代の若者たちが政治に積極的に関わり、自分たちの未来を形作るためのプラットフォームを提供しています。
私たちの目標は、政治に対する若者の関心を高め、政治参加をより身近でアクセスしやすいものに変えることです。この目的を達成するため、本プラットフォームでは下記の3つを提供しています。
このリサーチレポートでは、若者が政治から離れている背景を深く掘り下げ、その理由と対策を探求しています。この重要な調査研究は、現代の政治環境における若い世代の関与とその欠如に焦点を当てています。レポートの中心となるのは、若い世代への広範なインタビュー調査です。これにより、彼らの政治に対する見解、期待、そして不満が明らかになります。若者たちの声を直接聞くことで、彼らが政治的プロセスから遠ざかっている理由をより深く理解することができます。
さらに、海外の民主主義政治の研究者や実践者へのインタビューも含まれています。これにより、国境を越えた視点から、若者の政治離れがどのように他国で発生しているか、またその対策がどのように取られているかを考察します。このレポートを通じて、読者は若者の政治離れの課題の全体像を把握することができます。さまざまな視点からの洞察は、この複雑な問題への理解を深めるだけでなく、将来的な解決策を模索する上でも重要な基盤となります。若者が政治から離れている理由を理解し、それにどのように対応すべきかを考えるためには、まずは問題の根源を知ることが不可欠です。このリサーチレポートは、そのための第一歩として役立つでしょう。
2 Worktool 政治課題を自分ごと化するワークツールの公開
現代の若い世代にとって、政治課題や社会問題を自分事として捉えることは、政治参加への第一歩です。この理念のもと、「みんなの政治参加ラボ:若者と政治参加を近づける」では、若者が政治・社会課題を自分ごととして理解できるインタラクティブなワークツールを開発しました。このツールは、若い世代50人以上の体験を経てブラッシュアップされています。彼らのフィードバックに基づき、より使いやすく、効果的なものへと進化しました。ユーザーはこのツールを通じて、自分自身と政治課題や社会問題とのつながりを発見し、その理解を深めることができます。
政治参加が難しいと感じる最大の要因は、自分と課題とのつながりを知れないことにあります。このツールは、複雑で多様化する政治課題や社会問題が、ユーザー自身の生活とどう結びついているかを明確にするためのガイドです。ユーザーは、さまざまなシナリオを通じて、自分の生活と政治・社会問題の関係性を探求できます。この過程で、政治参加の意義や重要性がより明確になり、政治的な行動への一歩を踏み出すための支援を受けることができます。このワークツールは、政治が遠い存在ではなく、私たち一人ひとりの日常生活に深く根ざしていることを実感させます。政治参加への道を切り開くために、このツールを是非お試しください。
3 Database 多様で複雑な政治課題・社会課題の今を知る
若い世代が政治・社会課題について深く知ることができる総合的なデータベースを提供しています。このデータベースは、日本国内だけでなく、海外の最先端の社会問題に関する幅広い情報を網羅しています。若者たちが自分の周りにはない様々な政治課題や社会問題に触れることは非常に重要です。世界中で発生しているさまざまな問題を理解することで、より幅広い視野を持ち、自分たちの生活や地域社会における問題に対する洞察を深めることができます。
このデータベースは誰でも無料で利用することができ、使いやすいインターフェースを備えています。ユーザーは、最新の政治ニュース、社会運動、政策変更、国際関係に関する情報を、簡単に検索し、閲覧することができます。若者たちが現代の複雑な世界を理解し、自分たちの未来に積極的に関与するための重要なリソースとなることでしょう。若者のためのこのデータベースを通じて、より広い世界を知り、未来に向けて考えるきっかけを提供します。皆さんの政治参加と社会的な関与を深めるために、是非このデータベースをご活用ください。
「みんなの政治参加ラボ:若者と政治参加を近づける」は、若者が政治参加に積極的に関わるための基盤を提供し、政治が若者にとって遠い存在でなく、自分たちの手で形作るものであるという認識を広めることを目指しています。このプラットフォームを通じて、若者たちは自分たちの声を政治的なプロセスに反映させ、より良い社会を築くための大切な一歩を踏み出すことができます。私たちは、一人ひとりの積極的な関与が、社会を変える力になると信じています。